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水平儀ジャイロ固定装置は不動ですがその他は生きているようです。
旋回計のジャイロも動いていますが期待していた共振音までは聞こえませんでした。
この音ですが零戦搭乗員の方から「着陸後エンジン停止した後に聞こえた」と話に聞いていました。
飛行任務の緊張とエンジンの騒音が消えた後の静寂さの中で、このジャイロ回転音だけが響き徐々に小さくなっていったと思われます。
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海軍 混合比計1型指示器■米兵が零戦から外した物だそうです。(とあるコレクターの計器) |
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右から前期・中期・後期の各タイプと思われます。
右は内部ケースも金属・中期からはエボナイト(外裏蓋金属)・後期は正面全面までもエボナイトに変わっています。 |
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裏には本来この様なカバーが付属されていたと思われますが、残存する航路計はカバーが取り外されたものが多く見られます。
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納品時の箱を改造して正面に見えるようにしたようです。本来は横向きに格納され検査成績書・説明書・付属品と共に格納されています。
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零式輸送機操縦席正面中央にフローティングされて装着されていた物です。
フローティングする為の金具が追加され、ダンミーカード廻転柄が大型の物に交換されています。 |
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正面から硝子窓・羅盆・ベローズとなり、内部目盛は羅牌と当時の説明図には在ります。 |
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■よくある一例を現物で比較します。
左がよくある間違い(零式航空羅針儀1型改1)
右が正解(92式航空羅針儀)
非常に良くできたラジコン、プラモデル・ウイングクラブのスケルトン零等々、間違った羅針儀を再現していると出来が素晴らしいだけに非常に勿体ないと計器板マニアの私としては思ってしまいます^^;
偏狭マニアの戯言ですいませんが一番の見せ場計器ですから再現して欲しい点です^^
余談で・・・私が一番最初に購入した計器は・・・・「零戦の羅針儀」と言う触れ込みで大枚はたいて購入したのが左の零式、右がその勉強の甲斐在って^^;二番目に購入した九二式羅針儀です。
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左、精密高度計二型改一(海軍) 右、九七式高度計(陸軍)
右の九七式はCAFにて保管されていた物です、元は捕獲機の物と考えます
左の二型改一の注目点は可動式の指針が付いている事です、この様な計器は初見です。 |
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■入手後クリーニング・ガラス交換、銘板には陸軍☆マーク刻印がかすかに見えます。 |
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状態が悪く見える物でもクリーニングすればこの様になる場合が在ります。 |
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■こんな症状も在りました・・・
羅針盤が内部でネジが緩み脱落していて、程度は良いのに分解しなければいけませんでした。 |
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■九二式によく見られる症状の羅針盤円形ガラスのパッキン劣化からの液漏れの為、分解・清掃・パッキン交換等行いました。
整備完了してしてアルコールを注入しているとボタボタと液漏れします^^;確認するとアネロイド部の真鍮蛇腹に穴が開いていました・・・・
半田で修理して今度は大丈夫でした^^
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