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呉海事博物館掲載許可済 |
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担当は計器板と上下部計器板を複製し計器類の一部を復元しました。 複製・復元経緯は木製計器板復元過程をご覧ください。 |
中島(52後期と推測) |
とあるコレクター所有の中島の機体に取り付けられたと推測できる計器板です。 中島タイプの特長が全て合致しており、中島の刻印も不確定ながら確認しています。 最後期の計器板の為か計器表示の銘板(金属)が12枚中4枚しか取付られていなく、他の8枚は紙銘板(もしくはセロハン?)が貼られていたと思われる跡が残っていました。 その部分は通常の金属銘板のリベット穴すら空いていないため、製造段階で金属銘板から簡易銘板変更の為この様な代用処置がなされたと予想されます。 当時の写真でも、零戦パーフェクトガイド79ページ等の操縦席計器板で確認出来ますし、他にもスミソニアン保管中島タイプ計器板にも見られる特徴です。 |
1〜6号機初期型計器板 |
操縦士席計器板配置図寸法参考にて新造。*注 計器型式違い・複製品等在り |
初期21型配置 |
*注 計器型式違い・複製品等在り |
22型〜52型 |
*注 計器型式違い・複製品等在り |
三菱タイプ計器板 |
中島との大きな違いは端部曲げ加工(塗装はFX71の為明るくなっています) 銘板はマニアの銘板屋さんに無理言って、実物を詳細に検証していただき作成依頼した物です。 銘板での細かい所では書体が違いますし、三菱は銘板を止めるリベットが丸頭・中島は平頭です。 |
末期計器板 |
図面から配置してみました、計画のみで終わったのかもしれません?*注 計器型式違い・複製品等在り |
三菱・中島 |
三菱が細身なのが解ると思います、三菱は図面通り、中島は生産性を考え型からの引き抜き易さ・曲部のクラック防止を狙ったのでしょうか? |
銘板 |
62型を再現するにあたって62以前に確認されている簡易銘板を複製しています。(62型木製計器板では銘板は残存しておらず、金属銘板の取り付け痕も無いことから推測) |
三菱13ミリ機銃装着後計器板 |
13ミリ機銃を右側に装着することによって計器板との干渉と計器の視認性問題が発生し、計器板一部切れ込みと時計穴廃止による計器(回転計)移動で対処した計器板。 このカット方法にも三菱と中島の違いが在り、中島は計器板強度よりも13ミリ機銃マウントとの干渉防止・計器板着脱の整備性を考慮して深く切れ込みを入れたと思われます。 |
博物館等で多くの皆さんに見てもらえるよう頑張っています。 |
続々量産中。 |
番外編・映画撮影用レプリカ。 自主映画撮影用ですが今まで製作された大手の映画会社で出て来た計器板と比べ雲泥の差が在る素晴らしい出来です。 |
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