2002年12月27日
          
修復前計器板

とあるコレクターの方より計器板修復を頼まれました。
腐食上問題なければオリジナル部品を残してもらいたいとの意向なので、欠落部分等はそのまま使用します。
計器板表面の凸凹がひどいのでT3まで焼き入れされた材質をどこまで修復出来るかが課題です。(凸凹は放置後何度か足で蹴られてできたと予想されます)


















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2002年12月27日
           
各部品外し

取り付け金具裏面には青竹色を筆塗りで塗った跡が残ってました。
計器受け座金と羅針儀受け金具ネジ受けは腐食処置簡易化の為処置後外します。



















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2002年12月28日 
   
腐食防止処置

腐食部分を取り除き、その後一時的な腐食防止でプライマーを塗りました。

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2002年12月31日
       計器受け座金と羅針儀取り付け金具ネジ受け外し

計器受け座金は腐食処置後かなり痩せてしまいました。




















2003年01月01日
  
歪み直し後フラット確認

焼き入れされている物でも此処までフラットに修正出来ました。(^^)

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2003年01月01日
           
修正後表裏

この後はこの計器板の新造金型を作る為しばらく修復はお休みです。


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2003年01月13日 
   
金型

金型切り出し、この後大変な削りだし作業が待ってます(^^;)

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2003年03月23日
     金型慨成

ようやく9割方完成しました(^^)
次は各取り付け部分の試し打ちをしてオリジナルとの同じRが出るか現物確認しながら修正です。



















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2003年03月25日
           
サンプル

三菱タイプは曲げがきついので、この部分のオリジナルと同じRが出せれば金型は成功です。
とりあえず一安心です。(^^)。

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2003年03月25日
           
計器板、中島・三菱の相違点

零戦計器板、中島・三菱の外周曲げ部分のサンプル断面による違いです。
(下・黒色が中島、上・銀色が三菱)

ようやく両方の金型が出来ましたのでサンプルで説明が出来ます。
中島はプレス後の型から引き抜きの便利性を考えRを少なくしたと私の予想です。?これだけでも生産性が違いますよね?
流石中島(^^)


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2004年02月24日 
    
計器板取り付け金具

試作品を何個か作成しながらオリジナル形状に近づけます。
依頼者の要望により破損の酷い物を一つ交換しました。


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2004年02月15日  
     
切り出し、板金過程)

下部取り付け金具(この修復には使用しませんでしたが参考で)


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2004年07月25日
     
           
応急ポンプ取り付け金具

バネの焼き入れには苦労しました。この形状も中島と三菱で違います^^;



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2005年10月11日

完成

     

レプリカは上部計器板取り付け金具1個・羅針儀受け金具・応急ポンプ取り付け金具バネ1組
座金とTナット1個ずつ・交換リベットと依頼者の希望通り最小に努めました。
銘板は全てオリジナルで、腐食防止処置後クリヤでコーティングし三菱の一つの特長である丸頭リベットで組みました。


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2005年10月11日

複製部位・銘板

上部取り付け金具レプリカ部分                オリジナル銘板

 
応急ポンプ取り付け金具
    
           
応急ポンプ取り付け金具

バネの焼き入れには苦労しました。この形状も中島と三菱で違います^^;